2007-08-14から1日間の記事一覧

幸徳秋水『帝国主義』(1901年)

《「帝国主義はいわゆる愛国主義を経となし,いわゆる軍国主義を緯となして,もって織り成せるの政策にあらずや」.明治34年に刊行された本書で,幸徳秋水(1871ー1911)は帝国主義の本質を喝破.該博な知識を駆使し,レーニン,ホブスンに先駆けて複雑な帝…

『無防備都市(Roma città aperta)』

ジャン=リュック・ゴダールが「真の意味でのレジスタンスを描いた唯一の映画」と称した、ロベルト・ロッセリーニ監督による1945年の作品。 この作品が「なぜナチスドイツと組んで、もっとも早く戦争に負けたイタリアで生まれたのかを、考える必要がある」と…