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『セプテンバー11 / 11'09''01』DVD

11カ国、11人の映画監督が、11分9秒1フレームに込めた11作品から成るひとつの映画『セプテンバー11 (11'09''01)』。

春に映画館で見てショックを受けた。いくつかのシーンを思い出すだけで、今も、胸が締めつけられるような気持になる。この映画について何か書きたかったのだけれど、うまく表現できずにいる。それは、わたしが生きているこの世界のこの現実について、わたしが感じていること、考えていることについて、うまく表現できずにいるのと、少し似ている。

映像は言葉を媒介にせずダイレクトに心になにかを伝えてくる。わたしは瞬間的にすべてを理解する(あるいは、理解できたような気持になる)。でも、いや、だからこそ、その体験を言葉で表現するのは、とても難しい。

今村昌平の作品のなかに出てくる蛇になった男。わたしにはあの男の気持ちがものすごくよくわかる。わたしだってあの男のような状況におかれたら蛇になったほうがましだと思うに違いない。(・・・ここで、表現のための言葉がとぎれて、胸のあたりが、ムカムカとしてくる。少し涙が出てくる。なんだかよくわかんないけど、くやしい。)

11カ国、11人の映画監督が、11分9秒1フレームに込めた11作品から成るひとつの映画『セプテンバー11 (11'09''01)』。

じわじわ、じわじわと心に染み込むような作品の数々。また見てみたいとずっと思っていたら、DVD が発売されていたので、さっそく注文。今日、自宅に届きました。DVD で見直してみて、なにか書けるようになったら、この KW に加筆することにいたします。

なので、本日は、取り急ぎ、要件のみにて、失礼いたします。

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「11ヵ国の映像作家が異なる文化を背景に / 11の視点で描いた2001年9月11日 NY の悲劇 / 11人それぞれの主観的良心にもとづく / 完全なる表現の自由

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いろんな国があって いろんなひとがいて いろんな人生があって いろんな現実がある

2001年9月11日

その瞬間も いろんな人生があって いろんな現実があった

いろんな9月11日があった

2001年9月11日

1973年9月11日

どちらも同じく火曜日だった

いろんな国があって いろんなひとがいて いろんな人生があって いろんな現実があった 

それらはどこかでみなつながっている ばらばらにみえるけど みんな つながっている

彼女も 彼も 彼らも 彼女らも あなたも あなたたちも わたしも 

それぞれの人生があって それぞれの現実があって それぞれの苦しみがある

ばらばらにみえるけど みんな つながっている

彼女も 彼も 彼らも 彼女らも あなたも あなたたちも わたしも 人間

やがていつかは死をむかえる おなじ人間

 

【11人の監督たち】

サミラ・マフマルバフ (Samira MAKHMALBAF) [イラン]

クロード・ルルーシュ (Claude LELOUCH) [フランス]

ユーセフ・シャヒーン (Youssef CHAHINE) [エジプト]

ダニス・タノヴィッチ (Danis TANOVIC) [ボスニア・ヘルツェゴビナ]

イドリッサ・ウエドラオゴ (Idrissa OUEDRAOGO) [ブルキナファソ]

ケン・ローチ (Ken LOACH) [イギリス]

アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ (Alejandro GONZALEZ INARRITU)[メキシコ]

アモス・ギタイ (Amos GITAI) [イスラエル]

ミラ・ナイール (Mira NAIR) [インド]

ショーン・ペン (Sean PENN) [アメリカ]

今村昌平 (Shohei IMAMURA) [日本]

やがていつかは死をむかえるのに

なのになぜ殺しあう

       -----Dec.18, 2003. 加筆

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