可笑しくて、感動的で、活き活きとしたスペクタクル・・・・
「ヘドウィグ」のヴィジョン溢れるロック・パワーは、映画界に革命を起こした!
-----ローリング・ストーン誌
ミッチェル扮するヘドウィグの辛辣なウィット溢れる歌詞と、
トラスク作曲の感情を揺さぶるロック・サウンドがあいまって、
観客の心を鷲掴みにする。
-----LA タイムズ紙
というわけで、今年、なにげなく映画館に見に行ったら、そのあまりのパワーと独創性に、思いもかけず びっくらぴょん してしまった映画(クレジットが流れている間、またもや、うさちゃんタオルハンカチ出しちゃったよ。まいったな~)。
ミッチェルは舞台から映画へ見事にジャンプしてみせた。
『ヘドウィグ~』が新たなミッドナイト・ムーヴィーの傑作になるのは必然だ。
-----オルタナティブ・プレイス
主人公ヘドウィグを演じたジョン・キャメロン・ミッチェルと、楽曲の作詞・作曲をてがけたスティーブン・トラスクとのコラボレーションによって生み出された奇跡のロック・ミュージカル「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」(オフ・プロードウェイで1998年から2年半にわたるロングランを記録)。なんたってこのミュージカル。デヴィッド・ボウイがグラミー賞をすっぽかして観に行ったとか、ここで使われていた曲を自分の持ち歌にさせてよ~とマドンナが交渉したとか、とにかく話題に事欠かない大ヒット、ロック・ミュージカル。そのミュージカルを原案にした、ジョン・キャメロン・ミッチェルという大いなる才能のさらなるスパーク。それがこの映画。
ミッチェルってすごいね~。この映画の脚本書いて監督して、ヘドウィグになりきって、スクリーンのなかでガンガン、ロック歌いまくって、踊って、暴れて、怒って、泣いて、全身全霊でわたしたちに愛を伝えてくれてる。
ミッチェル演じるヘドウィグが思いっきりシャウトしてる曲の数々。こりゃまた、かっこいいんだよね~。ロックファンにはたまらないったらありゃしない。
でもって、映画自体、内容的にもかなりの重みがある。
きわめて政治的。きわめて社会的。社会諷刺 バリバリ 文化的皮肉も たっぷり(ジェンダーの問題についても考えさせる仕掛けにもなってるし~)。
そ、そこで、せ、僭越ではございますが(コホン)、わたくし Lucy も、この映画についての感想をば、ひとつ。
ち、ちきしょ~
な、なんて、すげ~パワーの映画なんだ
ユニークだ
オリジナリティーにあふれている
ヘドウィグこそが " 怒り" の体現者
" 悲しみ" と " 愛 " の化身
ヘドウィグこそが Rock 魂
想像力よ、永遠なれ
LOVE
-----Lucy
と、ところで、ここからは、ちょっとひみつのお話なんだけどね(なので、まだこの映画を見ていない人は、これから先は読まない方がいいかもで~す)----------------------------------------。
この映画、とりあえずは「性転換した東ドイツ人の失われたカタワレ探しの物語」ってことになってるんだけど、でもね、と同時にね、スピリチュアルな覚醒についてのお話、秘儀的に知られる奥義的知恵の獲得についてのお話だったりするんだよね。だから、すご~く深い。エンターティメントなんだけど、とってもまじめ。だからこの映画、好き。